サムライ
W杯カタール2022
我々日本代表のサムライ達の闘いに
多くの感動と勇気を貰いました。
1993年同じくカタールドーハでの
W杯初出場を目の前で逃してから29年
因縁の地に宿った言葉は"ドーハの悲劇"
我々40代以上の方には馴染みの言葉だと思う。
Jリーグがスタートし日本中がサッカー日本代表を応援し希望を抱いていた時代。
ピッチの中で崩れ落ちる選手の中には
今大会日本代表の監督、森保さんもいた。
98年フランスW杯に初出場を果たし
そこから連続出場を7大会に伸ばす。
アジアの出場枠が増えた事もあり、
今ではW杯に出場する事は当たり前くらいに思ってしまうが、今大会もイタリア、チリ、コロンビアなどの強豪国が出場出来なかったように本戦出場するだけでも素晴らしい。
日本代表の今大会での目標は
ベスト8
過去6大会においての最高順位がベスト16
3度の予選突破からの決勝トーナメントで1度も勝てていない。
日韓開催では大会3位となるトルコ相手に0-1。
記憶に新しいロシア大会では強豪ベルギー相手に一度は2点のリードを奪うものの最後は延長で相手の芸術的なカウンターで決勝点を奪われた。
その壁は何処までも聳え立ち高さすら分からなかった壁から、経験と歴史を経ながら、
壁の高さを目視して、向こう側の光冴も浴びる程になってきていたと思う。
今大会のグループ分けが決まった時に
どれだけの日本人が、世界のフットボールファンがこのグループの結果を予想出来たでしょうか。
更にはドイツとスペインに勝利する事を予想出来たでしょうか。
勝てると信じたでしょうか。
選手、監督、スタッフは信じていました。
強豪国との一発勝負に全身全霊をかけ、相手を分析して闘い方を準備する。
最高の準備と最高のモチベーションとメンタルをキックオフ時に備わっていたのだと思います。
国歌を歌う選手、監督、スタッフの表情は晴れやかで清々しく感じました。
後は自分の仕事をピッチの中で表現する。
強い相手に怯む事なく熱く強い気持ちを持ち、
頭は常に冷静に。
普段サッカー観戦をしない者も、サッカーに詳しくない者もゲームにのめり込み、手に汗を握り、熱い感情を溢れさせられました。
日本人である事を改められ、我々の代表であるサムライ達を本気で応援しました。
現地で声を枯らして応援するサポーター。
TVやPVで固唾を飲んで応援する日本人。
こんなにも日本がひとつになることは久しいのかなと。
ひとつの目標を共有し、同じ方向を向く事が物凄いパワーになり、人々の感情を揺さぶるものだと強く思いました。
戦後の日本は何もない状態から、
必死になって手を取り合い復興に努め
明るい未来を夢に見、夢から目標にそして現実のものにして発展を遂げました。
残念ながら、他国の勢いに押され昨今では著しい成長が伸び悩んでいる我が国ですが、
今大会のサムライの姿を見て勇気が出ました。
まだまだやれる。
本気で何かに打ち込む。
頑張っている人を応援する。
自分を疑わない。
多くのプラスの感情を貰いました。
多くの国民が同じ思いである事を
信じて止みません。
勇気を持って踏み出してみよう。
全てはそこからだ。
good luck